普段は某メーカーの総務人事として働いていますが、実はおむつケーキのオーダーも承っています。


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金城一紀 「映画篇」

久しぶりに読書しました。

読もう読もうとは思いつつ、通勤にあまり時間がかからないため
なかなかゆっくり本を読むタイミングがなかったんだけど。
この週末ひさしぶりにゆっくり出来たので、たまっていた本に手をつけられました。

で、読んだのがこれ。かなり良かったのでご紹介。

金城一紀
「映画篇」
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金城さんは、「GO」で直木賞を受賞しています。
他にも「SPEED」「FLY DADDY FLY」「SP」なども有名ですよね。

彼の作品は、実はこの「映画篇」とセットになっている「対話篇」しか読んだ事がなくて
この「対話篇」もかなり好きだったんだけれど、「映画篇」はそれを上回りました。

この本、中編小説が5話入って構成されているんだけれど、
すべての物語にキーとなるポイントというか事柄があって、
どの話にもそのポイントがどこかしらに出てくる。キーとなっているのが
この作品の表紙になっている「ローマの休日」の上映会。
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この上映会がどのお話にも出てきます。
さらに全ての物語の人物は微妙に絡み合っていて、かといって別に何か直接の接点が
ある訳ではなく、あくまでもさりげなく。

そして、最後のストーリーで、全てのストーリーを納得させる。
さすがの構成。

最後はもちろん最高なんだけど、それまでの1つ1つも良いんだ。
アンジェリーナジョリーみたいなパンチパーマのおばちゃんがかっこ良かったり。
レンタルビデオ屋の鳴海くんが優しかったり。
カメちゃんが、テキトウだったり。笑
おばあちゃんが、心配だったり。
夫に自殺された妻が次第に元気を取り戻して行く姿とか。
主人公とかおる君の素直じゃない会話とか。
低レベルな会話とか。
ケン坊のアホさとか。
リカがかわいかったり。
龍一の行方が気になったり。

「映画篇」というだけあって、映画の話が結構出てくるんだけれど、
映画好きにはたまらない作品です。私も、どれもこれも見たくなる。

ちゃんとほろっと涙できる部分もあり、笑える部分もあり。
そしてもちろん感動部分もあり。
読み終えた後、なんか、自然と元気をもらいました。

この作品、かなりおすすめです。
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by chiservice | 2009-08-12 01:38 | BOOKS